2024年度オンラインセミナー
東京海上研究所オンラインセミナー「震災は何を変えるのか~能登半島地震の復興から地域経済の変化を考える~」を開催します。
2024年元日に発生した能登半島地震から、1年が経過しようとしています。現地の復興は途上であり、その後に発生した豪雨災害によって復興はさらに困難なものとなっています。本災害は、震災が地域の経済や産業に与える影響の大きさと、それらを復興することの困難さを改めて浮き彫りにしました。わが国で繰り返し発生する地震は、その度に被災地に甚大な被害を与えてきました。そして、そこからの復興の過程において、地域の経済のあり方は大きく変容し、元の姿に戻らないこともありました。
2025年は、阪神・淡路大震災の発生から30年を迎えます。また、2024年8月に発生した日向灘地震を機に、南海トラフ地震への警戒感はかつてなく高まっています。この時機を捉え、過去の事例を踏まえながら、震災によってどのような経済的課題が顕在化するかを考えなおします。
本セミナーではまず、能登半島地震の復興に携わる方から生の声を伺い、被災地に想いを馳せるとともに、まさにいま現地の産業・企業が直面している課題について考えます。さらに、そこから議論を一般化し、震災およびその後の復興プロセスが地域経済に与える影響を考察します。震災後の地域経済がどのように変化するかをあらかじめ想定しておくことで、企業にとっての防災・減災に繋げていただくほか、地域経済の復興に資するようなビジネスの創出のヒントにもなると考えています。